特長


パンドロールファーストクリップは従来のe/PRクリップの特長を兼ね備えつつ更に施工性と締結装置としての性能向上を実現させた次世代締結装置です。マクラギメーカー殿にてクリップ、インシュレーター、軌道パッドといった構成部材が全て組み立てられてから現場に搬入されるため、現場での取り付け作業が不要になる「仮締結機能」、及び大小の自動締結機械を使用することで施工の安全性や施工性の著しい向上が実現出来る「機械施工」の2点が大きな特長であり、特に新線建設や連続PCマクラギ交換などの大規模案件から施工間合いの短い中でのピンポイント施工など、あらゆる局面において敷設作業にて優れた施工性を発揮します。
![[1]仮締結機能](img/fclip/photo_01_03.jpg)
[1]仮締結機能
現場での部材組立が不要になり、既存e/PRクリップや板ばね式締結装置のように作業の都度部品を手で搬入する必要がないほか、深夜の作業であっても部品の誤組付のリスクがなくなります。また、設定替・レール溶接など締結装置を緩解する際にも締結装置がバラバラにならずに作業を行う事が可能です。
![[2]機械施工](img/fclip/photo_01_04.jpg)
[2]機械施工
世界各国でのファーストクリップの普及に伴い、大小様々な自動締結機械の開発が一気に展開されております。1台40kg程度の持ち運び可能なものから、コンピュータ制御で自動的に締結装置の位置を確認し締結する自走式タイプなど、施工規模に応じた各種ラインナップをご用意しております。
![[3]重軌条化対応](img/fclip/photo_01_05.jpg)
[3]重軌条化対応
クリップとレールインシュレーターを分割する事で、より幅広い軌間調整や複数レールへの対応が容易になりました。これにより将来の重軌条化を見据えたマクラギ交換といった長期的なプロジェクトの展開が可能となります。
![[4]Pandrol Vortok 設定替えローラー使用](img/fclip/photo_01_06.jpg)
[4]Pandrol Vortok 設定替えローラー使用
現在レール設定替の際に使用されているレール吊り上げ・保持(山越機)及びレールローラーの機能を兼ね備えたローラーです。人力で簡単に取り付け、レール持ち上げを行う事ができ、パンドロールファーストクリップと併用する事で作業の安全性・施工性が大幅に改善します。